出荷進捗具合とT-wistの静音対策

OSR機ならびにツール類について、たいへんお待たせしており申し訳ありません。
なんとかクリスマスまでにはと目標を持って努力していましたが、一部ご注文の方は間に合わないかもしれません。雑に仕上げて不具合を出してはダメですので、できる限り急ぎつつ丁寧に進めております。もう少々お待ち願います。

OSR機には当工房なりの工夫をいくつか加えているのですが、一番の騒音発生箇所であるT-wist部の静音対策について…。

サーボ一機ずつ防振部品を挟んでいることは前にお知らせしたように思いますが、最も音がうるさいT-wist回転機構は先人の知恵を拝借しながら変更を加えています。

写真はDiscordでとある方が紹介されていたT-wistの大型歯車をテフロンチューブで支えてスムーズに回転させる構造です。すばらしい。
この方はギアの数も減らしてさらなる静音を狙っているのですがそうすると回転角度が半分ほどになります。せっかくの回転機構なのでグリングリン回したいという気持ちを優先し、もともとのオリジナルギア部品にこのテフロン構造を合体させました。
大型歯車については隙間なく、軽やかに回るサイズを探りました。

デジタル騒音計によるオリジナル版との比較測定はしていませんがかなり静音化には成功していると体感しています。生産が落ち着きましたら測定したいと考えております。

※この静音対策は販売初期から既に行っていたものです。その他改良については（一部スイッチ等の若干の構造変更はありますが）、ご依頼一号機からすべて最新バージョンをお送りしています。

Bambu Labの３Dプリンターは完全に自動で調整を済ませてくれ高速にかなりの精度でプリントしてくれるので助かります。
あまりにも快適なのでもう一台注文したのですが納期が年末あたりになりそうです。